

18歳以下、豊島区在住の人に限り200円で入浴できます。
以下東京都浴場組合参照
東京都内の銭湯では、5月5日(月祝)の「こどもの日」に恒例の「しょうぶ湯」を実施します。
古くから、ショウブのさわやかな香りは邪気を払い心身を清めるものとして、人々は枕の下に敷いて眠ったり、軒下につるすなどして無病息災を願いました。武士の時代には「ショウブ」=「尚武」として、端午の節句に男子の成長を祝う行事に用いられるようになりました。ショウブの葉を湯船に入れる「しょうぶ湯」の起源も古く、室町時代に始まったとする文献も見られます。
ショウブに含まれるアサロンやオイゲノールという精油成分には、血行促進・強壮・免疫力向上などの作用があり、抗感染力を高めます。ショウブのさわやかな香りもこうした成分によるもので、これから迎える暑い夏を乗り切れるようにショウブを入れたお風呂に入り、これらの成分を皮膚や呼吸器から取り込んで様々な病気を未然に防ぐ、という昔の人々の知恵が現代も生きているのです。
天候や気温の変化が大きく体調を崩しやすいこの季節、銭湯の広い湯船でしょうぶ湯にゆったりとつかり、無病息災や子どもたちの健やかな成長を祈る日本の伝統行事を体験してみませんか。